2011直ちに影響はない？2010土佐弁2008ダイエット２ダイエット2006伊勢海老2004歯がまた消えた英会話22003英会話歯が消えた強い歯2002フライ病お弁当・大ピンチカルフール今度はNHKHP映画化?First Bloodアーバントレッキング不思議な話方言フライことわざ集雑誌掲載リアップ青物よ、お前もか！アクシデント２ |
歩いて帰ることに飲み会で遅くまで飲み過ぎ、電車がなくなってしまった。寂れた場所でタクシーがほとんど走っていないので酔った勢いも手伝い、歩いて帰 ることにした。徒歩の利点を活かし住宅街の小径をショートカットすれば、３時間ほどで帰れるはずだ。車の入れない路地でも徒歩なら自由自在だ。 月を頼りに途中見知らぬ街に入り込んだが、月で方向を判断し歩き続けた。下弦の月は太陽より６時間ほど先行している。０時頃東から上がり、６時頃 には南に見えるはずなので、時計があればおおよその方向が判る。最近管理釣り場中心の軟弱な釣りしかしていないが、これでもアウトドア派。これくらいの知 識はもっているし、イワナを釣りにテントを背負って源流を目指したこともある。人っ子一人歩いていない深夜のトレッキングも結構楽しいものだ。 遭難そうして南西の方角をめざし歩いていたら、雲が出てきて月が隠れてしまい方向が判らなくなった。住宅街の曲がりくねった道も相まって完
全に方角を見失う。深夜で道を聞く人もいない。まずい！ 遭難してしまった。１時間ほど当てもなく徘徊していたらやっと知っている場所にたどり着く。想像
したよりずいぶん南に流れている。ずいぶん遠回りをしたものだ。そのころには東の空が白みかけていた。徐々に疲労がたまり足が重くなる。やがてもやにかす
む遙か遠くの目的地が見えるが、その距離を見て逆に憂鬱になる。自販機の缶ジュースを飲み干し気を取り直して再び歩く。ここまで来たら意地でも歩いてや
る！ やっと帰った家にたどり着いたのは朝の６時。なんと５時間もかかってしまった。歩いた距離は推定２０ｋｍ！ 靴を脱ぐと足が棒みたいだ。シャワーを
浴びたら、どっと疲れが出て、そのまま布団に潜り込み爆睡。起きたら夕方だった。嫁さんに一体何があったのかと聞かれ答えたら、「よくそんなことをする気
になったわ！」とあきれた顔で笑われた。 次からは？今回のトレッキングで、私の足腰の丈夫さが証明され、貴重な小遣いもタクシー代から救うことができた。しかしその代償に貴重な休日をほ とんど１日寝て過ごし無駄にするはめになった。次に同じようなことがあったら迷わずタクシーに乗ることだろう。すごく疲れた。
|
の本