丸竹ロッドとは
竹の種類

高野竹

矢竹

丸節竹

布袋竹

真竹

竹の採取
竹の乾燥
生地組
芽取り・袴取り
火入れ・矯め
穂先
継ぎ手
塗装
ガイドの取付
フィニッシュ


ガイドの取り付けが終わったら、ラッピングスレッドの上に塗装をして仕上げる。一度に塗ろうとすると液だれを起こすため、糸の凹凸が目 立たなくなる厚さま で何回かに分けて重ね塗りする。


ガイドの塗装


エポキシ

グラスやグラファイトロッドと同じようにロッドメーキング用のエポキシフィニッシュを使うことができる。2回で厚い塗装に仕上げること ができるが、私は薄 めに3回塗装することにしている。そのほうが失敗が少ない。最初の塗装時にエポキシ薄め液を軽くガイドのラッピングに着けてからエポキシを塗るようにする と、糸の間の気泡を追い出し糸が透けてより透明感が出る。エポキシは乾燥に時間がかかるため、液ダレしないようドライングモーターで回しながら硬化させ る。

 

ウレタン

ウレタンは乾燥が早いため、ドライングモーターで乾燥させても均一な塗装にならない。面倒でも少しずつ重ね塗りしながら仕上げる。最初 の塗装の薄いうちは は30分もあれば乾燥するが、塗装が厚くなるに従い遅くなる。塗装が終わって次の工程の研ぎに入るときは12時間以上乾燥させるほうが良い。

私は強度があり黄変が少ない、東邦化研の「エンジンウレタ ン」のいうラジコン模型用の2液硬化型のウレタンを使っている。


研ぎ

刷毛で重ね塗りをすると塗装表面がの凹凸ができてしまう。、塗装後#1000〜2000の目の細かい耐水ペーパーで表面を研いで平らに してからコンパウンドで磨くと、楽器の表面のような光沢を出すことができる。

研ぎ

一見、平らに見える表面も研いでみると結構凹凸がある


研ぎを行った玉口


銘入れ

自分で作った丸竹ロッドは、正真正銘世界に1本しかない完 全なオリジナルロッドだ。是非自分の銘を入れよう!

私は、画材屋で買ってきたコミック用のペンとポスターカラーを使っている。失敗しても水を含ませた布で軽く拭けば何度でも書き直しできし、上から仕上げ塗 装すれば溶けたり剥がれたりすることもない。竹の表面は水をはじくので、銘入れする部分を#400位のサンドペーパーで磨いておくと書きやすい。
銘入れ