丸竹ロッドとは
竹の種類

高野竹

矢竹

丸節竹

布袋竹

真竹

竹の採取
竹の乾燥
生地組
芽取り・袴取り
火入れ・矯め
穂先
継ぎ手
塗装
ガイドの取付
フィニッシュ





特徴


布袋竹

節が太くゴツゴツしている。節からは2〜3本の枝が出る。直径2〜5cm、高さ5〜12mに達する。タケノコは美味らしい。形は小振りの真竹、淡竹に似て いるが、根元部分の節が詰まって膨らみこぶ状になっている。名前の由来はこの部分が布袋様の段腹に似ていることによる。根元のこぶの部分は和竿のグリップ にも使われる。肉厚で、硬く、ねばり強いため和竿では海用の竿やテンカラ竿の穂先に使われる。茎は節が大きくゴツゴツしている。芽の窪みが節間まで長く伸 び(花道と言うらしい)、断面がつぶれたような形状をしており、矢竹や高野竹のように正円ではない。このため和竿では、継ぎ手を作るとき、小口殺し(切り 口を丸く矯正)、さび打ち(芽の窪みを埋める)の過程を行う。

布袋竹

 

とれる場所

中国原産で、日本各地に植裁されている。



用途

布袋竹は硬く粘り強い竹だがテーパーがきついものが多く、フライロッドのバット部分に使えるテーパーの緩い物が少ないがミドル、ティッ プに使えばス ピード があり強靱なロッドに仕上がる。テンカラ竿も布袋竹を穂先に使用している。