丸竹ロッドとは竹の種類高野竹矢竹丸節竹布袋竹真竹竹の採取竹の乾燥生地組芽取り・袴取り火入れ・矯め穂先継ぎ手塗装ガイドの取付フィニッシュ |
特徴節が低く、節間が長く、茎の断面が真円に近い竹。和弓の矢の材料に使われることからこの名が付いた。大きな物は太さ20mm以上、高さ
3〜4m位に
成長する。枝は2年生以降に節から1本ずつ左右交互に出る。振り袖のような優雅な姿のため庭園用にも栽培される。新子は茎がほとんど皮で覆われているが、
3年位で皮が剥がれ、4年生で皮が無くなる。古くなるほど硬くなるが火入れがたいへんなので2〜3年生くらいの竹が扱いやすいようだ。 矢竹の群生節から出る枝は1本だけで高野竹に似ているが、葉が高野竹より狭い、根本の節にも芽の痕がある、火入れ・油抜きしたときに茶色のねばね
ばした液体が
出ないことで区別できる。 取れる場所沖縄から東北まで広い範囲に自生している。近畿地方では、やや標高の高い里川の土手などに群生していることが多い。弓矢の材料として城 下町周辺の丘 陵に植えられた良竹の群生が、近年宅地造成等によりしだいに減ってきていると聞く。 生地組みバットテーパーの緩い物は、バットに適している。高野竹より太い物を比較容易に取ることができる。高野竹より幾分軽く、硬さも結構あるため、 パワーのある 軽快なロッドを作ることができる。 ミドル背が低くある程度テーパーついたものは、フライロッドのミドル部分に使える。 ティップ先端が太い物が多く、フライロッドのティップに使える物はすくないが、スペイロッドのような高番手ロングロッドのティップには向いてい るかもしれな い。 |