はじめに
必要な材料・工具
型枠を作る
フレーム材を曲げる
グリップ材を切る
接着
面取り・溝切り
穴あけ
塗装
ネットの取付



ストーク(STALK) ランディングネット・メーキングスターターキットB−2N
ストーク(STALK) ランディングネット・メーキングスターターキットB−2N

ランディングネット・メーキング用のスターターキット。マニュアル付き。
ストーク(STALK) ランディングネットメーキング・スターターキットB−1
ストーク(STALK) ランディングネットメーキング・スターターキットB−1

初めてランディングネットを作られる方のためのキット。マニュアル付き。

ストーク(STALK) ネット取付用枠糸
ストーク(STALK) ネット取付用枠糸

濡れても強度があるネット取り付け用の糸。

ストーク(STALK) クレモナ糸
ストーク(STALK) クレモナ糸

水切れがよく、乾いた時に硬くなりにくいネット用糸

ストーク(STALK) ヒートン/スイベル
ストーク(STALK) ヒートン/スイベル

ランディングネットのグリップエンドに取り付けるヒートン

ストーク(STALK) 可変式ミゾ切りカンナ
ストーク(STALK) 可変式ミゾ切りカンナ

フレーム幅10〜15mmに対応できる可変式溝切りカンナ
ストーク(STALK) 舟形ヤスリ/極中目
ストーク(STALK) 舟形ヤスリ/極中目

曲面加工用のランディングネット用ヤスリ
ストーク(STALK) 半丸ヤスリ/極中目
ストーク(STALK) 半丸ヤスリ/極中目

グリップのR面やフレームのR部分の荒仕上用
ストーク(STALK) 平ヤスリ/細目−極細目
ストーク(STALK) 平ヤスリ/細目−極細目

グリップ面やフレームの直線部分の荒仕上げ用
ストーク(STALK) 網針・コマミニセット
ストーク(STALK) 網針・コマミニセット

ネットを編むための道具

必要な材料


フレーム材

幅10〜15mm、厚さ1〜2mmに削った板を3〜4枚使う。ヒノキ材が安価で水に強く曲げやすく、 安価でホームセンター等で容易に入手できる。メープルや黒檀等の銘木は高価なだけでなく 硬くて曲げにくいので注意が必要。またチーク材は油分が多いため接着剤が効きにくい。ネット用に売っ ているフレーム材は高価だが、材質を選ばなければホームセンターで安価(1枚100円以下)で購入することができる。

フレーム材

私の近所ではヒノキ以外は厚さが3mmより薄い板は入手出来ないので、 平らな板の上に厚さ2mmの2枚のヒノキ板の裏側に両面 テープを貼ったもので挟み、平ヤスリで厚さ2mmになるまで削って使っている。

ストーク(STALK) フレーム材/ウォルナット
ストーク(STALK) フレーム材/ウォルナット

焦げ茶色のフレーム材
ストーク(STALK) フレーム材/トチ
ストーク(STALK) フレーム材/トチ

杢目と呼ばれる縞模様が綺麗
ストーク(STALK) フレーム材/バーズアイメープル
ストーク(STALK) フレーム材/バーズアイメープル

鳥の目のような模様が散った美しい材質
ストーク(STALK) フレーム材/ヒノキ
ストーク(STALK) フレーム材/ヒノキ

水に強く粘りがあり簡単に曲げることができるためフレーム材に最適

グリップ材

フレーム材の幅と同じ厚さの木の板をジグソーでグリップの形に切り抜いて作る。 硬くて木目がきれいないわゆる銘木が見栄えが良いのだが結構高価だ。 しかしグリップに使う大きさだと小さな端材で間に合うので、これだと数百円の比較的安い値段で手に入れることができる。 私は通勤の帰りに時々東急ハンズによってグリップに使えそうな端材を探している。厚い板が手に入らないときは「木の葉書」 のような、厚さ5mm位の薄い板を2〜3枚貼り合わせて使うこともできる。両側からフレーム材で挟むので張り合わせ 面はそれほど目立たない。

グリップ材

ストーク(STALK) グリップ材/カバ・バール
ストーク(STALK) グリップ材/カバ・バール

バール(こぶ)の複雑な模様
ストーク(STALK) グリップ材/カリン
ストーク(STALK) グリップ材/カリン

硬くてきめ細かな木肌
ストーク(STALK) グリップ材/トチ・縮み
ストーク(STALK) グリップ材/トチ・縮み

杢目と呼ばれる縞模様が綺麗
ストーク(STALK) グリップ材/ヤナセ杉
ストーク(STALK) グリップ材/ヤナセ杉

木材のロットにより異なる複雑な色と模様


型枠

グリップが曲がって付いているベントネックのネットと違い、ストレートネックのランディングネットは左右対称でないと見栄えが悪い。フ レームを接着する 際に、ネットの形に切り取った型枠にフレーム材を巻きつけて固定すると、思い通りの形に仕上げることが出来る。

型枠

ヒートン

ランディングネット専用にニッケルシルバーや真鍮の棒材から削り出したものも売られているが、ホームセンターで普通に売っている真鍮製 のヒートンでも十分 実用になる


ネット取り付け用枠糸

強度があり水で強度劣化のないネット専用糸も売られているが、尺が釣れるのが珍しい渓流の小型魚用のネットならそれほど強度は必要な いので、釣具店や手芸品店で売っている適度な太さの丈夫な糸なら何でも使える。

ネット

自分で編む場合は水切れがよく、乾いた時に硬くなりにくいクレモナという糸を使うようだ。魚を傷つけないための目の細かいキャッチャア ンドリリースネットが販売もされているが、洋服用の裏生地や洗濯用のネット等を裁断して縫い合わして作ることもできる。私は釣具屋で見つけた直径33cm の柔らかい素材で 出来たタモ網を、自作 ネットのフレーム径に合うよう縫い直して使った。

ネット

接着剤

フレームとグリップの接着はエポキシ接着剤を使うのが一般的。普通に売っている硬化時間が5〜15分のものは フレームを固定する作業の最中に固まってしまうので向かない。コニシのEボンド等で硬化の遅いもの(90分)を使う。

塗料

1液または、2液混合性ウレタン塗料、ニス等水に強い塗料を使う


必要な工具


ジグソー

グリップの切り口が直角になるように曲線をカットするには電動ジグソーが便利。なければ糸鋸できることもできるが、切り口が 直角にならないので後でヤスリ等で整形する必要がある。


ハンドドリル(電動ドライバー)

フレームにネット固定用の糸を通す穴を開ける

ゴム手袋

フレームとグリップをエポキシ接着剤で固定するとき手が汚れないようにゴム手袋を使う。

木工ヤスリ・サンドペーパー

接着後に表面を削って滑らかに仕上げる


コンパウンド

塗装面を車用のコンパウンドを使って磨くと鏡のように光沢のある仕上がりになる。