はじめに必要な材料・工具型枠を作るフレーム材を曲げるグリップ材を切る接着面取り・溝切り穴あけ塗装ネットの取付 |
接着面の処理接着面の剥離を防ぐため、接着直前に、#90番位の目の粗いサンドペーパーでフレーム材、 グリップの接着部分の接着面を荒らしてから、 ラッカーシンナー等の有機溶剤で表面の汚れや油を拭い取る。 チーク材等油分の多い木材を使う場合は特に重要。 型枠の養生型枠をサランラップ等の薄いプラスチックフィルムで巻いて型枠とフレームがくっつい
て離れなくなるのを防ぐ。フレームの保護用に外側にもう一枚の板を巻くと
固定時にフレームにキズが付くのを
防ぐことができるが、この板にも接着後に剥がせるように、プラスチックフィルムを巻いておく。 フレームの固定ドーナッツ状の型枠を使えばタイラップで簡単に固定できる。 まずフレームの先端(グリップの反対側)を固定してからフレームに隙間が出ないよう全体を固定する。
フレームとグリップの固定私はこの作業がネット作りで最も難しい作業だと思う。
エポキシ接着剤を塗ったフレーム材はぬるぬるとウナギのよう動いて
ゴム手袋をした指先では固定が難しいし、特に曲がりがきつい部分に
隙間が空くためこの部分をいかに上手く固定するかでネットの出来が決まる。
とくにフレームとグリップの接着部分に隙間が出来やすい。
私は糸で縛ったり、Cクランプで固定したりしていたが、クランプが滑って外れたり、
フレームに傷がついたり、グリップとフレームの位置がずれたりとトラブルが
多かったので2枚の金属板とネジで固定する方法に切り替えた。
ホームセンターで売っている木材固定用の金属板に蝶ネジを取り付けただけの
簡単なものだが、しっかり固定できるし、グリップの水平方向にも取り付ければフレームの捻れも防止できる。
接着剤接着作業は以外と時間がかかり、硬化時間の早い普通のエポキシを使うと作業中に
固まってしまうのでコニシEボンドのように硬化時間の長いものを使用する。
エポキシ接着剤を扱うと触ったもの全てが半日以上はべたべたになるので、
後で不快な思いをしないように必要な全てのものを前もって目の前に準備しておく必要がある。 手に付いたエポキシエポキシ接着剤がが手に付くと石鹸で洗っても取れず手がベタベタになり不快だが、 型枠やグリップを削った後のオカクズで擦るとあら不思議! 簡単に取り除くことができる。 |