はじめに管理釣り場の種類対象魚タックルフライ釣り方魚はどこにいる?管理釣り場紹介
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ドライフライ魚が浮いていてライズがあるようなら、ドライフライから試してみるのが良いだろう。魚の反応が早くすぐ結果がでるし、魚がフライ をくわえるとのが見えるので面白い。釣り方は簡単で、ライズのある場所、あるいは魚のいる場所にフライを落として魚がフライに出れば合わせる。投げたらラ イズがあるまでじっと待つ方法もあるが、ある程度待ったら別の場所に打ち返し、活性のある魚を広範囲に探る方が効率的な釣りができる。フライパターンはそ れほどパターン拘る必要はなく、代表的なパターンとサイズを数種類用意すれば十分だ。普通の渓流用のドライフライももちろん使用できる。 ドライフライに反応する魚は岸近くのかけあがりにいることが多い(特ににブラウントラウトはその傾向が強い)。不用意に近づくと驚いて逃げてしまうため、 少し離れた場所から岸辺にフライを落とし反応を見てから岸辺に立つようにすると良い。 アダムススタンダードで実績のあるパターンなので、私は魚の反応を見るパイロットフライとして、最初に使うことが多い。
カガンボこのフライは別にカガンボのハッチが無くても効果がある。私はカガンボのイミテーションと言うより、アトラクターフライとして多用して いる。このフライの 良さは、巻くのが簡単なことだ。ウィングを付けなければ、釣りの前日にでも、あっという間に何本も巻くことができる。ウィングは無くて充分実用になる。
ミッジユスリカ等のハッチがあり、魚がそれにライズしているときはやっかいだ。フライを羽化している虫の色とサイズに合わさないと見向きもさ れないことが多い。 細いティペットと#20以下のミッジフライを使った難しい釣りになる。特に止水の管理釣り場のアマゴは、ミッジフライしか出ないことが多い。 ラージハックル管理釣り場のニジマスはサイズ#6〜8の大きさのハックルを#10〜12のフックのシャンクに巻いた だけのフライがスタンダードなドライフライより良く釣れることがある。フライが水面に落ちるとシャンクが水中に沈み、ハックルが水面に張り付くのだが、ど うもこの水面に放射状に広がるハックルパターンが効果的なようだ。管理釣り場ではデカパラと呼ばれるサイズ#8位の大きなパラシュートフライがよく使われ るが、これもたぶん同じ理由によるものだろう。 こんなフライでも釣れるニンフ止水の管理釣り場では、ニンフをあまり動かさず中層を漂わせ、インディケーターで当たりを取るインディケーターニンフィン グが最も効果的な釣り方だ。フラ イの材質はマラブーが一般的だが、アンゴラゴートや手芸品店で売っているウール、化学繊維など、色々な素材を使うこともできる。特にチーニョと呼ばれるナ イロン製の手芸用ニット素材をビーズヘッドに巻いただけのフライは、こんなもので?と笑ってしまうほどニジマスが良く釣れる。 管理釣り場のニジマスにはオリーブ系のニンフが効果的だが、通常のニンフパターンでは、ハーズイヤー、フェザンテールニンフ、MSC等に実績がある。また スレていたり、活性の低い時は#18以下のミッジニンフが効果的なこともある。 オリーブ系ニンフ加賀バリと呼ばれるオリーブのマラブーニンフは管理釣り場のニジマスに圧倒的な効果がある。管理釣り場で釣ったニジマスにストマックポ ンプを当ててみる と、緑色の苔がいっぱい出てくることがある。ニジマスは、モワッとしたオリーブ色の物体に特別な反応を示すようだ。Flyfishermanの投稿記事で 「レインボーはベジタ リアン?」という同じ内容を見た事があるが、日本だけに限らず、原産国アメリカのニジマスにも同じ傾向があるみたいだ。オリーブのマラブーがニジマスに効 くのはそういった理由なのかもしれない。 オリーブマラブー通称「加賀バリ」。止水、河川を問わず、どの管理釣り場でもニジマスに安定した効果がある。
ビーズヘッドチーニョ手芸品店で買ったチーニョと呼ばれるニット素材をフックに巻いたら、「こんな物で?」と笑ってしまうほどのニジマス当たり フライ になった。加賀スペ シャルと同じく緑色の藻のような質感が良いのだろう。
ビーズヘッドアンゴラゴートこちらは同じオリーブ色でも、硬いアンゴラゴートをダビングしたニンフ。こんなタワシみたいなフライにどうしてニジマスが 興味を示すのか不思 議だが良く釣れる。
スタンダードパターンハーズイヤースタンダードなパターンだが、どんな場所でも、どんな魚にも効果があるフライだ。
MSCニンフオリーブのマラブーはニジマスが良く釣れるフライだが、いつも釣れるとは限らない。そんなときはタンカラーのMSC使ってみると良い。 ラビッ トファーのモワッとしたシェイプが良いのか、ニジマスの良く釣れるフライだ。ビーズヘッドを付けても効果的。
ミッジいろんなフライを試しても反応が無いときは、#18以下のミッジフライを試してみると良い。特に冬場で、通常のサイズのフライに反応が
無くなったときに、
良く釣れることがある。パターンはあまり関係ないが参考に2パターン載せてみた。 フェザンテールニンフ
フラッシャブーミッジ簡単に巻け、しかも効果的なフライ。早春の渓流でも使うことが出来る
ウェットフライ・ストリーマトラウト類は動くフライを良く追うので、魚の活性が高いときはウェットフライやストリーマーの釣りが有効だ。キャスト、リトリーブを繰 り返すので広い範囲 を探ることができ、魚もすぐ反応するので勝負が早い。そして管理釣り場では他のフライより大物がヒットする確率が高い。魚が表層に浮いている場合はフロー ティングラインを使うこともできるが、ある程度の水深を探る場合は、シンクティップラインやシンキングラインをカウント ダウンして沈める。フライはソフトハックル、ウーリーバッカー、ラビットゾンカー、マラブーストリーマー等の一般的なフライをサイズと色を変えていくつか そろえておけば充分釣りになる。 エッグフライ
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