アオサギの昼寝へびアクシデンドトビとアマゴねこが釣れた思い出の谷欲張りなアマゴ鉄砲水痛くない話 |
フライで釣れそうな魚を探して河口の海岸線を散策していたときのことだ。 干潟に数十羽の鳥が群れていて、近づくと一斉に飛び立っていった。 でも最後に1羽残った鳥がいる。羽根に首を突っ込んで寝ているアオサギだ。 10mまで近づいても逃げない。足音を殺しさらに1mまで近寄った。 警戒心の強いアオサギを双眼鏡や望遠鏡を使わずに、羽根の1本1本まで肉眼で見るなんて初めての経験だ。 アオサギは翼開長1.6mの大きな鳥だが、首を突っ込んで寝ている姿はかなり小さく感じる。 首の付け根の飾り羽根が1本、鬼太郎の妖怪アンテナみたいに突っ立って風に揺れている姿は結構可愛い。 抱きついて捕まえたい衝動に駆られるが、くちばしでつつかれると痛そうなのでやめた。 触ったらどんな感じがするのかなと手を伸ばしたら、気が付き羽根から首を引き抜いた。
約50cmの距離で目と目が合った。まん丸に開いた黄色の小さな目は、とても驚いて慌てているように見えた。
寝起きでパニックのアオサギは、少し斜めになりながら、よたよたと飛び去っていった。 |