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液体版ドライシェイクの自作

無水エタノール エタノールやメタノールなどのアルコールは 水より揮発性が高くて直ぐに乾く。 しかも親水性があり水によくなじむ。 水に濡れたフライをアルコールに浸けたら、 フライにしみ込んだ水分がアルコールと 置換され乾きが早くなるのでは? と薬局で無水エタノールを買って試してみた。 結果は予想通りで、魚を釣って濡れてしまった フライも直ぐに乾かすことができた。


作り方は簡単


2種類のボトルで試してみたがどちらも簡単で充分実用になった。


右:フィルムケース利用

タイラップをUの字型に曲げ側面にガムテープで貼り付けてストラップにした。 フタを開けてフライをエタノールの中にどぶ浸けする。 使い方が簡単で強力だが、長く使うと溶剤が水分を含んで 次第に効果がなくなるのと、中身をこぼしたりフタを 落として失う危険があるのが欠点。またアルコールは引火性があるため タバコを吸う人はフタを開けたまま タバコに火をつけたりしないよう注意が必要。

左:スクイーズボトル

市販のボトルにエタノールを入れてみた。 フライにエタノールをかけて、ティッシュペーパー等で拭き取る。 効果はどぶ浸けより少し劣るが、溶剤に水分が混じらない ので使い切るまで効果が持続し、不用意に中身をこぼす危険が少ない。

使用例

ストラップをピンオンリールでフライベストにぶら下げて使うと便利。 エタノールに浸けるとフライに塗っているドライフライドレッシング も溶けてしまうので、使う前にもう一度塗るのを忘れずに。


CDCに有効

CDCは巻くのが簡単でスレた魚にも効果的な優れたフライなのだが、 水に弱く魚を一尾釣ると濡れて全く浮かなくなる。 ドライシェイクを使えば短時間で乾かすことができるのだが、 繰り返し使うとフライが汚れてくるのか次第に浮力が低下してしまう。 また結構な値段がする割に劣化が早く、古くなるとほとんど効果がなくなる。 無水エタノールは同じ様な値段(500cc1300円位)で20回以上詰め替えが できるので経済的でしかも高性能だ。 エタノールに浸けるとドライクリーニングの原理で フライの表面に付いた汚れも取れるのか、 フライを繰り返し使っても浮力低下が少ない。 ドライフライドレッシングと併用すれば、 1本のCDCフライを壊れるまで繰り返し使うことができる。


更に改良

撥水スプレー エタノールに溶ける撥水剤を混ぜれば、脱水 と撥水処理を一度に実現できるのではないかと、 試しにたまたま手元にあったテフロン系の 衣料用撥水スプレーの中身をエタノールに混ぜてみた。 結果は良好で、魚をかけて完全に濡れてしまったCDC フライの浮力が一発で復活し、 ドライフライの釣りにもはや手放せない存在になった。 撥水剤には色々な種類があるので、今後シリコン系やジェル状 のものを試して効果を比較したい。