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フライラインは、中空に編まれたブレイデットラインの上に、 合成樹脂の被覆をかぶせた構造になっている。この中空の部分に、スプライスしたいラインを引き込み接着する。ラインとラインの接続はもちろん、ラインとリーダーのスプライスも出来る。 必要な道具ピンバイススプライス用のニードルを固定するためのバイス。DIYショップで入手可能。私はLL.Beanのカタログで見つけた、ピンバイス、 ニードル、サンドペーパー、瞬間接着剤、解説書がセットになってケースに入っている「Zap-A-Gap kit」 を使っている。 スプライスニードルスプライスするラインを針の穴に通しフライラインの中に引き込むのに使う。手芸店で売っているフランス刺しゅう針が使い易い。 接着剤用途に応じて使い分けをしている 瞬間接着剤リーダーとフライラインの接続に適しているが、ラインを引き込む最中に固まりやすいので、素早く接着する必要がある。 セメダインスーパーX継ぎ目が固くならず柔らかいのでフライライン同士の接着に向いているがあまり強度がないため大物用のラインには向かない。 エポキシ扱いやすく強力だが、長く使っていると接着面が剥離しやすい サンドペーパーリーダーの表面を荒らして接着剤が剥がれにくくする Zap-A-Gapノットリーダーをフライラインの中心に引き込んでスプライスする。ラインとリーダーの結び目がないため、リーダーをロッドのガイドに引き込ん
でも、ガイドに結び
目が引っかかって出なくなる事がない。リーダーを頻繁にロッドティップに引き込んでしまうロングリーダーを使うときに有利。ノットの名前はフィニッシュに
「Zap-A-Gap
Glue」(瞬間接着剤)を使うことより名付けられた。一見弱そうに見えるが、フライラインを引くと、芯のブレイデッドラインがリーダーを締め付けるた
め、はずれる事はまずない。ただし、エポキシ接着剤は長く使うと接着面がはがれて、リーダーが抜けてしまう事がある。シリコン系のセメダインスーパーXは
継ぎ目が柔らかく扱いやすいがあまり強度がないため4Xより太いティペットには向いていない。 Zap-A-Gapノットの手順
フライライン
低番手のWFラインあまり遠投をしないので、傷むのはヘッド部だけで、ランニング部は痛まない。特に後ろの方は新品同様だ。傷んだヘッ
ドを切り落
としてひっくり返して、ハーフカットしたDTラインをスプライスすれば、1サイズ小さいリールに収まるオリジナルWFラインを作ることができ
る。
手順
ニードルノットフライラインとバッキングや、シューティングヘッドとモノフィラメントランニングラインの接続はニードルノットにするとつなぎ目がロッ
ドのガイドにがかりにくい。このノットは接着剤不要で簡単なため、スプライスニードルを持っていけば、釣り場でもできる。
手順モノフィラメントランニングライン
バッキングバッキングラインの先端をほぐし、ニードルに入る大きさにして、スプライスニードルの針穴に入れる。5mmほどフライラインに通して、 フライラインの外に引き出し、後は通常のネイルレスネイルノットで固定する。 |