はじめに必要なものスパインの測定グリップの取り付けリールシートガイドラッピングフィニッシュ |
リールシートの取り付けブランクの下巻きブランクにマスキングテープを5mm間隔で巻いてリールシートの内径に合わせる。 内側の処理ウッドインサートと金属のスクリューロックチューブの接着部分長く使用していると剥がれて外れやすいので、金属チューブの内側に目の荒 いサンドペーパーを かける。 リールシートの向き後から取り付けるガイドの向き(スパインの反対側)に合わせる。リールのロック金具がグリップの中に入るアップロック式の場合、グリッ
プを接着する時にリールシートの向きを決めなければならない。
接着接着する前にリールシートとコルクグリップに、接着剤が着かないよう、マスキングテープで巻いて保護してから、エポキシ接着剤をブラン クのマスキングテープに塗って、リールシートを差し込む。塗リ過ぎた分があふれてきたらティッシュペパー等でふき取る。接着後にリールシート内で 逃げ場を失い圧縮された空気に押され、接着剤が後から出てくることもあるので、接着後数分間は様子を見たほうが良い。
ウッドインサートの再塗装市販されているフライロッド用のリールシートのウッドスペーサーは通常塗装があまり厚くないのでつやがない。ブランクに取り付ける前に
再塗装すれば楽器の表面
のような高級感のある厚い塗装をすることができる。 前処理そのまま、上塗りすると、塗装がはじかれてしまう事があるので、#800程度の目の細かいサンドペーパーで塗装をはがす。この時、との
粉や目止め染料を使って好きな色に着色するのも面白い。写真のスペーサーは赤系の染料で染めてある。 ウレタン塗装2液混合性のウレタン塗料を薄く何回も重ね塗りする。塗装の薄い最初のうちは30分もあれば乾燥するが、塗装が厚くなるに従い乾燥する 時間が遅くなる。ある程度の厚さになったら、12時間ほど乾燥させる。塗装が完全に固まったら、#1000位の耐水ペーパーで表面を研いで平らにする。最 後に車用のコンパウンドで磨くとガラスのような光沢になる。 エポキシ塗装リールシートをグリップに固定する作業を最後にすれば、ガイドのフィニッシュで使用するエポキシフィニッシュの余りを使うことができ
る。エポキシだと2回で厚い塗装が可能だが、あまり厚すぎるとウッドインサートにリールシート金具が通らなくなる。塗装が終わったら1週間ほど放置しエポ
キシが完全に固まってから、#1000位の耐水ペーパーで研いでから、コンパウンドで磨いて表面の光沢を出す。 工具研ぎと表面を磨く作業はドリルの刃やドライバービットにマスキングテープを巻いたものをウッドインサートに差し込んで、電動ドライバー で回しながら行うと早い。 |