はじめに
必要なもの
スパインの測定
グリップの取り付け
リールシート
ガイド
ラッピング
フィニッシュ









A Master's Guide to Building a Bamboo Fly Rod

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コルクグリップはコルクをグ リップの形に整形済みのプレフォームドグリップ(通称ちくわ作り)を使うのが手っ取り早くて簡単だが、自分の理想のグリップが入手できない場合、コルクリ ングを1枚ずつブランクに通し接着し、ドリル等で回転させながら目的の形に削って作ることもできる。手間はかかるが、自分の好みのグリップとリールシート を組み合わせて自分だけのオリジナルロッドを作るのがロッドビルディングの楽しみだ。


グリップの位置決め

グリップの位置はブランクにコルクとリールシートを仮止めして決める。一度接着すると後戻りできないので位置と方向を注意深く決める。 ロッドブランクをリールシートに差し込むと、リールシートのバットキャップの内側に当たるため、完成したバット部分はブランクより少し長くなる。また、 トップ部分もトップガイドを付けるとブランクより数ミリ長くな る。完成したロッドのトップとバットの仕舞い寸法を同じにしたい場合はこれらの点を考慮して、リールシート に入れる ブランクの長さを調整する。

グリップの位置決め



プレフォームドグリップ

中心の穴をロッドブランクが入る太さになるまでコルクリーマーで削って、 ブランクに差し込んで接着する。グリップの内径がロッ ドブランクより太い場合には、遊びが出ないよう、ブランクにタコ糸を巻いて 調整する。

リールフットのロック金具の片方がコルクグリップの中に納まる構造になっているアップロック式のリールシートを使う場合はそれ専用のプ レフォームドグリップが必要。コルクグリップの穴とリールシートの径が異なる場合は小型の木工ヤスリ等で金具がコルク内に納まるようにコルクの内側を削っ て内径を調整する。コルク穴の方が大きい場合は、ロック金具にマスキングテープ等を巻いて太さを調整をする。

プレフォームドグリップ

アップロック式リールシートの注意

リール取り付け時に、リールシートのアップロック金具の向きをリールとガイドの向きが同じ方向(スパインの反対側)になるように調整する。

アップロック用グリップ

画像グリップのリールの向きは上向。ガイドも同じ向きに取り付ける


コルクリング


リングの取り付け

コルクリングの穴をブランクの太さに合わせてコルクリーマーで広げて、必要な数だ けブランクに差し込んでいく。標準的なコルクリングの 厚さは1/2インチ(1.27mm)なので、長さ15cmのグリップを作るためには12個のコルクが必要になる。



リングの穴をコルクリーマー で広げる
コルクリングを ブランクに通す

StrubleのU8やU20等のアップロック式リールシートには、ロック金具用のコルクリングが付属しているが、ない場合はコルクリ ングの穴をリールシートのアップロック金具が納まる大きさに削る。

アップロック用コルクリング

接着

コルクリングの位置決めが終わったら、ブランクとコルクとコルクの間にエポキシ接着剤を付け、リングを一枚ずつ接着する。作業にある程 度の時間がかかるので、エポキシ接着剤は硬化時間がある程度長いもの(15分以上)を使うほうが良い。

エポキシ接着剤

接着剤を塗り終わったらコルククランプで接着剤が硬化するまで固定する。コルクとコルクの間には隙間ができないようエポキシをたっぷり 付けるが、両端のリ ングは、多すぎるとはみ出した接着剤が、コルククランプにくっついて離れなくなることがあるので少なめに付ける。もしコルククランプにくっついて離れない 場合は無理に引き剥がすとコルクが破れてしまうので、薄いカッターの刃等をコルクとコルククランプの間に差し込みでブランクを傷つけないよ慎重に切り離 す。

コルククランプ

アップロックリールシートの注意

アップロック用金具は、リールとガイドが同じ方向になるように取り付ける。コルククランプでコルクを固定するときは、 リールシートを取り付けた状態で行うとアップロック金具の付いたコルクリングを正しい位置に固定できる。


アップロックリングの固定
アップロック用金具はリールの向きがガイドと同じ方向になるように取り付ける。
アップロック金具のコルクリングはリールシート(ウッドインサート)を取り付けた状態で位置決めする。後の工程でリールシートに傷が付かないよう、位置決め後にリールシートを取り外してもよい。

グリップ整形

グリップ整形時に誤ってブランクにキズを付けないよう、紙とマスキングテープで養生する。

ブランクの養生

ロッドブランクのバットの内径より少し小さいドリルの刃にマスキングテープ等を巻いて バット部に差し込み、電動ドライバーで回しながらサンドペーパーでコルクリングを削る。電動ドライバーがない場合は片手でサンドペーパーを当て、もう一方 の手でグリップを回しながらコルクを削ればできない事はないが、完成するころにはたぶん手にマメが出来ているだろう。最初は#40〜80ほどで大まか な形を作り#150で形を決める。最後に#320位でコルクの表面をなめらかにする。電動ドライバーは他にもいろいろ用途があるため、是非そろえておきた い工具だ。

電動ドライバーでグリップ整形