はじめに
必要なもの
スパインの測定
グリップの取り付け
リールシート
ガイド
ラッピング
フィニッシュ







スパインとは

フライロッドのブランクは、グラファイトカーボン繊維のシートをカットしてマンドレルという金属棒に巻きつけて焼成する。 このとき繊維の重なりによる厚さを全く均一にするのは難しいため、ロッドブランクの硬さは通常曲げる方向により微妙に異なる。 ロッドブランクのバット側を硬く滑らかな板の上に、30−45度の角度になるよう、ティップ側を手のひらにのせ、もう一方の手で曲げ ながら転がしてみると、曲がりやすい方向とそうでない方向があることがわかる。最も曲がりやすい位置のカーブの内側をスパイン (spine:背骨)と呼ぶ。

スパインの測定

スパインの位置はガイドとリールシートを取り付けるときに重要なのでブランクにマスキングテープを巻いて後の作業のために印をつけてお く。

ガイド位置との関係

フライロッドはフォワードキャストの精度を増すため、ガイドはスパインの反対側に取り付けるのが一般的。一方飛距離重視(フォワード キャスト時最も反発力が高い位置)、ビッグゲームのファイト重視(ねじれのトルクがかからず最も曲がりやすい位置)の理由で、Scottのようにガイドを スパインの側に取り付けるロッドメーカーもある。