はじめにのこぎりガイド和竿風グリップリールシート100円エポキシ |
丸竹、バンブーロッドにはニッケルシルバー製の ポケット&リングの木製リールシートが似合う。 しかし、ニッケルシルバーは高いし、 竿尻のポケット金具はウッドインサートとの接着が剥がれやすい 構造なので長く使っていると、釣りの最中に抜けたりする。 直径φ20mm、厚さ1mmのアルミリングで実用的で見栄えが良く安価なリールシート が出来ないかといろいろ考えて、リールシートの片側がグリップ 内に納まるシングルリングアップロック式のウッドインサート リールシートを作ってみた。 ウッドインサート穴あけ角材をリールシートの長さに切り、中心にロッドブランクのバット部分の直径より少し大きめの穴を開ける。 ハンドドリルを使う場合は、最初に直径の小さいドリルを使い 角材とドリルの歯が平行になるよう、数ミリの穴を開け、角材を90°回転して左右のズレを修整する。 人間の目は上下のズレは見分けにくいが、回転して左右のズレにすると見つけ易い。 これを利用して。穴を少し開けては90°回転してぶれを修整しながら穴を開ける。 角材とドリルの歯が平行になるよう数ミリの深さの穴を開ける。角材を90°回転してズレを修整する荒削り角材の角を取り 、ハンドドリルに挟んで回しながら木工ヤスリと 目の粗いサンドペーパーでパイプ状に削る。 計測目的の太さに近づいたらノギスで直径を確認しながら アルミリングがきっちりはまる太さ(φ18mm)まで注意深く削る。 木材には木目に沿って硬い部分と柔らかい部分があり 普通に削ると断面が楕円形になってしまう。 直径は木目とその直角方向の2カ所で計り、 太い面を削って真円になるよう修正する。 仕上げ削り竿尻部分に補強用のアルミリングを接着して リールフットロック用のアルミリングが楽に 動かせる太さ(φ17.5mm)まで削る。 リール溝木工ヤスリでリールを装着する面を削り、サンドペーパーで仕上げる。 ある程度削ったらリールフットを借り止めして確認しながら削る。 ウッドインサートは塗装すると少し太くなるので その分の余裕を持たせておく。 リングの内側をリールフットに合わせ、ヤスリで削ってテーパーにしておくと釣りの最中に 抜けにくくなる。 竿尻ウッドインサートのドリル穴は薄く削った同じ材質の木片で塞ぐ。 塗装#400位のサンドペーパーで表面を磨いてから好みの塗料で塗装する。 研ぐウッドインサートの表面を楽器の表面のような鏡面に仕上げたい場合は 厚めに重ね塗りしてから、#1000位のサンドペーパーで表面を均してから 車用のコンパウンドで磨く。 ウレタン系塗料を使うと完成後肉痩せして乾燥後に表面の 凹凸が出ることがあるので、私は最初の2回の塗装は エポキシ樹脂(100円エポキシ)を使っている。 |