はじめに
のこぎりガイド
和竿風グリップ
リールシート
100円エポキシ

100円エポキシ

ダイソー等の100円ショップで売っているエポキシ接着剤は 硬化すると脆いのであまり強くないが、 透明感があり硬化後も表面が曇らず ガラスのような光沢になるので、 ロッドガイドのラッピング塗装に向いている。

エポキシフィニッシュはFLEX-COAT等、 粘度の低いロッド専用のエポキシ樹脂を使うのが一般的だが、 硬化時間が遅いので塗装後液だれしないよう ドライングモーターで回しながら硬化させないといけないので面倒だ。 また温度の低い冬だと2度塗りして完全に硬化させるに 1週間近い時間が必要になる。 100円ショップのエポキシは硬化時間が短いので 薄く重ね塗りしてもそれほど手間がかからず、 ドライングモーターなしで手軽に塗装する事ができる。 1日あれば3回重ね塗りできるし、翌日には完全に 硬化しするので早くて手軽だ。


エポキシフィニッシュ

エポキシ接着剤はそのままでは粘度が高すぎて塗りにくいので 少量のエポキシ薄め液(ラッカー薄め液も使用可)で薄めて使う。 塗装用のエポキシコートと違い混ぜ終わったら数分で硬化が始まる ので、ゆっくり塗っていると全てのガイドを塗り終わる前に 粘度が上がって塗りにくくなる。気温が高く硬化速度の速い夏場 は2ピースロッドだとトップとバットを2回に分けて塗る方が余裕 があり失敗が少ない。

あまり厚く塗りすぎると液だれするし、薄目に重ね塗りしたほうが きれいに仕上がるので、私は3度塗りをしている。

  • 1回目
    スレッドに接着剤が染み込んで透明感が出る程度に軽く塗る。 薄め液を混ぜると硬化が遅くなるので次の塗装まで1時間 程度待つ。 もし糸のケバやゴミが付いて表面に盛り上がりができれば 完全に硬化するまで(半日程度)待ってから、 良く切れるカッター等で削り取る。
  • 2回目
    スレッドの段差が目立たなくなる位に塗る
  • 3回目
    表面が滑らかになるまで塗って完成。
  • リカバリ
    塗りむらや、糸ケバ、気泡ができた場合は #400位のサンドペーパーで削って表面を滑らかにして もう一度塗装する。きれいに仕上がるまで何度でも繰り返すこと ができるがエポキシでは塗装が 厚くなりすぎるので、3回目以降はウレタン系塗料を重ね塗りするほうが 失敗が少ない。