目次フライロッドフライリールバッキングフライラインリーダーティペットフライ |
リーダーの先端には直接フライを結ぶことができるが、魚を釣って傷んだり、
フライを交換する度に先端が短くなるので、通常、少し細めのティペット(ハリス)を継ぎ足して使う。 フライ専用の物も売っているが、普通の釣具店で売っているハリスを使ってもかまわない。鮎釣りや渓流用のハリスは非常に優秀だ。ちなみに、本場アメリカで売られているティペットも、日本製のものが多い。
ティムコのティペットはスプールが連結できコンパクトで使いやすい材質ナイロンしなやかで適度な強度があり安価な素材。市販されているほとんどの釣り糸につかわれている。ナイロンは水分による劣化で強度が低下する
ため長期保存せず、できるだけ早めに使い切るようにするほうが良い。 フロロカーボンナイロンより高価だが、硬くて丈夫、屈折率が水に近く魚に見えにくい、劣化が少ない等の優れた特徴を持っており、特に歯の鋭い魚を釣る
ときは、ナイロンより切れにくい。私はもう20年以上前からシーガーというフロロカーボンのハリスを使っているが、最近はフライショップでも売られるよう
になってきた。
細いものはそれほど強くなく、6X(0.6号)より細いと逆にナイロンの方が強くなる傾向にあり、細いティペットには向いていない。 ナイロンは釣り場に捨てられても、数十年で劣化し分解されるが、フロロカーボンは、百〜千年は分解されないと言われている
ので、使い終わったティペットを釣り場に捨てるのは絶対に避けたい。私はこのことを知ってから、最近はフロロカーボンのティペットをあまり使わなくなっ
た。
使う場合も岩や木にかけて、失うこともあるので、できるだけ短くして使っている。 メタル早春のスレたアマゴ・ヤマメをミッジフライで狙うときに鮎用の0.1号以下の極細メタルラインを使う人がいる。高価で、キンクに弱く、 結び方も難しいそうなので私はまだ試したことがない。 太さティペットの太さは、数字とXの組み合わせで表され、数字が大きくなるほど細くなる。「号」表示との太さの対比は下記の通り
長さ通常はリーダーの先に数十センチ継ぎ足し、フライ交換で短くなったり、傷が付いたり、ウィンドノットができたら強度が低下するのですぐ
に取り替える。 渓流の複雑な流れでフライにドラッグがかかるのを防止するために、少し投げにくくなるが1m以上の長さにするのも効果的。 管理釣り場でインディケーターニンフィングで深いタナを釣る時は、リーダーを短くカットして、ティペットの長さを2〜3mにすると魚の 当たりが取り易くなる。 関連商品リンク(ナチュラム) |