はじめに

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フライショップ
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モヘア

シールスファーの代用品として使われるアンゴラゴート(アンゴラ山羊の毛)は、ボディにダビングすると管理釣り場のニジマスに効果的だ が、日本のフ ライショップではあまり扱っていない。私は以前アメリカのフライショップ Kaufmann's Stream Bornから通販で購入したものを使っているが、1996年にアメリカで輸出の法改正があり、現在は輸出証明なしで買えるかどうか判らない。

 しかし、アンゴラゴートは別名モヘアと呼ばれる高級ニット素材で、実は紡いだものを手芸品店で入手することができる。一玉 が千円程して 少し高価だが、一生使い切れないほどの量がある。手芸品店で売られているものは強度と肌触りを良くするため、他の繊維(アクリル、ウール等)との混紡を混 ぜてあり、毛足もKaufmannの物より短くタイイングしづらいが、そこそこの物ができる。なによりも近所の手芸品店で簡単に購入できるのが嬉しい。

アンゴラゴートニンフ

 

選び方

モヘアの毛糸は通常丈夫な化学繊維の芯で硬く紡ぎにくいモヘアの繊維をよじって固定する構造になっているため純モヘアの毛糸は売ってい ないが、でき るだけ混紡率が低く毛足の長いものを選ぶ。毛糸の太さは細い物より太い方が使いやすい。 

繊維

使い方

細身のフライを作りたいなら、そのままボディに巻けば良いが、アンゴラゴート独特のモアッとしたボリュームのあるフライを巻くには、面 倒でも芯の繊 維を抜いて繊維を一旦ほぐしてからタイイングスレッドにダビングする。