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2005年以前




石徹白のイワナ

釣行日 2009年6月5-7日
場所 石徹白川C&R区間
コンディション 天候 5日:曇りのち雨 6,7日:晴れ 

ひさしぶりの石徹白

石徹白フィッシャーズホリデーには毎年丸竹倶楽部で参加しているのだが、 一昨年は峠川の重油流出事故でイベント中止、去年は会社関係の不幸で行くことができず、 今回は3年ぶりの参加になった。 当日のお祭り騒ぎを避けてのんびり釣りをしようと金曜に休みを取り、 木曜夜に大阪を出発して、西名阪道−東海北陸自動車道経由で朝4時に石徹白に到着した。


人が多い

峠川沿いのスキー場駐車場で2時間ほど仮眠して、 最初にスキー場より上流の流れを狙おうとしたのだが すでに先行者がいた。頭ハネするのも気が引けるので諦めて、 C&R区間の最下流から釣り上がろうと移動していたら、 既に数人の釣り人が入っていた。 平日だというのに結構な混みようなので、どうやらある程度の距離の頭ハネはしかたないようだ。 入渓点より100mほど上流に先行者がいたが仕方がないのて釣り始める。 でもすぐに20cm程のきれいなイワナが釣れ、その後もぽつぽつ釣れた。 イワナはプールの流れ出しの浅瀬に定位して流れてくる餌を狙っているようで、 いたるところに魚影が見える。先行者がいるにも関わらずフライに反応してくれとは、 やはりここのC&R区間はスゴイ。

石徹白のイワナ

再び尺

3年前尺イワナをネットイン直前で逃がしたプールでニンフ を投げて底をトレースしたら、型の良いイワナがヒットした。 結構引いて、何度がラインを持っていかれたが 無事にネットインに成功した。 前回は25cmが尺に見える小型のベントネックネット(せこい)でなかなか魚 が入らず尺イワナを逃がして悔しい思いをしたが、今回は実用一点張りの大型ストレートネック のネットだったので一発ですくえた。 28cm位かなとメジャーを当てるとジャスト30cm!  3年前の屈辱を晴らすことができた。 その後昼頃までに数尾のイワナとアマゴを1尾釣った。

尺イワナ

尺の釣れたプール

尺の釣れたプール


イブニングライズ

昼頃から4時間ほど昼寝をして起きたら会場のテント設営をしていたので手伝いをした。 そして夕方斉藤さんとフライフィッシャー誌のYさんとで本流の イブニングライズ狙いに出かけた。 暗くなるとプールの開きでのあちこちでライズが始まった。 ヒゲナガが飛んでいるので、エルクヘアカディス#12を投げると すぐに20cm位のイワナが釣れ、直後に25cmがまた釣れた。 真っ暗になる直前でフライがまったく見えないが、投げた 方向にライズがあったのでとリあえず合わせたら、尺近いイワナが釣れた。 以前昼間に本流を釣ったときは1尾しか釣れなかったが、 これほどの魚がいたとは驚きだ。


フィッシャーズホリデー

石徹白フィッシャーズホリデー

開会式の様子

土曜、日曜は大変な人出となり50mおきに釣り人が並ぶ状態になった ので、出展ブースを見て回ったり、ビールを飲んだりしてのんびりすごし、 あまり釣りをしなかったのだが、それでも少し竿を出しただけでイワナが釣れた。 魚の量は管理釣り場並みに濃く、しかも放流なしで 自然増殖しているので、釣れる魚はみんなヒレピンできれいと良いことずくめ。 キャッチアンドリリースの効果がこれほどのものとは 正直驚きだ。

自然繁殖が可能な河川なら、釣った魚の持ち帰りを禁止 するだけで、このようなすばらしい河川が日本中にできるかもしれない。 ゲストの水産総合研究センターの中村さんのお話にあったように、 石徹白のようなC&R区間を含めたゾーニングによる河川の 高度利用を全国の漁協でもっと行って欲しいと強く感じた。


守る・増やす渓流魚―イワナとヤマメの保全・増殖・釣り場作り (水産総合研究センター叢書) 今回講義をして下さった、中村さんの書かれた本です。 天然魚の保護と、キャッチアンドリリースを含むゾーニングによる河川管理 に関心のある方、石徹白のような素晴らしい川をもっと増やしたいと思う方は 是非読んで下さい。

丸竹倶楽部のブース

丸竹倶楽部とアトリエKANのブース


釣果


フライ

サイズ
釣果
コメント
CDCカディス
ナチュラル
#18
4
イワナ3尾、アマゴ1尾
エルクヘアカディス
ブリーチ
#12 3
イブニングの釣果
フェザンテールニンフ
ナチュラル
#18
3

ビーズヘッドハーズイヤー
ナチュラル
#14
2



合計
12
イワナ11尾、アマゴ1尾