そろそろ渓流の解禁が近づいたのでシーズンインのトレーニングを兼ねて、北今西アマゴ釣り場に出かけた。
途中の高野山スカイラインは雪が融けずに所々残っていた。雪のある場所でブレーキを踏むと「カシーン、カシーン」とABSが効く
(滑っている)音が聞こえヒヤッとする。いちようスタッドレスなのだが、7年の年季が入っているのでノーマルタイヤ
とさほど変わらない。野迫川温泉までの急坂の林道が凍っていたらどうしようかと不安になったが、林道は南斜面なの
で幸い雪は全て融けていた。
野迫川はかなり寒く、流れのない浅瀬は凍っていた。水温は3℃。釣り始めると直ぐにガイドが凍ってしまう。
水生昆虫の羽化は全くない。でも風もなく晴れているので気温が上がれば、ミッジの羽化が始まるだろうと、
ドライとニンフを交互に試しながら釣り上がる。10時頃になると散発的なミッジのハッチが見られたが、
ライズは全くなくドライフライに反応がない。諦めてティペットにショットを付けてニンフを底ぎりぎりまで
沈ませる釣りに切り替えたらすぐに当たりがあった。
かなり強い引きを耐えてやっと釣上げた魚体にはパーマークがない。
銀色の剥がれ易いウロコなので一瞬ギンケかと思ったがよく見たら体側に虹色の線がうっすら浮かぶニジマスだった。
ここにはアマゴを釣りにきたので少しがっかりする。今回はアマゴをドライで釣るのが目的だったので、少し早めに
昼食を取って車の中で昼寝をして、水生昆虫のハッチが始まるまで少し休憩することにした。
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