四万十川源流域のアマゴ・イワナ
2005/8/14-15
場所:小渓流ですので公開を控えさせてもらいます。申し訳ありません。 |
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今回の四万十川帰省釣行は単独ではなく、インターネットで知り合った、MASAさん、だいぢさんの3人で行くことができた。MASAさんは私の実家の隣町にお住まいで、精力的に四国のフライフィッシングを楽しまれている。だいぢさんは奥さんの実家が私と同じ町なので、よく高知県にこられている。だいぢさんも私も、インターネットで四万十川の情報を調べていて、だいじさんは私の四万十川釣行記を、私はMASA さんのホームページを見つけたことにより交流が始まった。このような出会いがあると、ホームページを立ち上げて本当に良かったと思う。
8/14 四国カルスト
前日の夜明け前に大阪を出発して高知に昼前に帰省した。親戚周りの後、家族と花火大会と夜祭に行き寝るのが遅くなった。当日は3時半に起床。だいぢさんと合流して、4時半に須崎市の道の駅「かわうそ」でMASAさんにお会いした。かなりハードなスケジュールだが、好きな釣りができるのならそう苦にならないので不思議だ。初めてお会いした二人は若く、私のようなおじさんの体力がついていけるかどうか少々不安になる。約2時間のドライブで目指す四国カルストの谷に到着。下りる場所は藪だらけで、MASAさんのガイドがなかったら判らない場所だ。
四国のイワナ
谷は両側から木が張り出たトンネルのような藪沢で、かなり渇水しているようだが、魚の反応は良くぼつぼつアマゴが釣れる。釣り上がるとやがてイワナ域になり四国初のイワナを期待する。四国は、紀州と地形が似ているため、ヤマトイワナ(紀州のキリクチ)を期待したが残念ながら、誰かが放流したニッコウイワナが繁殖したようだ。MASAさん、だいじさんに続きやっと私も25cm位の良型のイワナをフッキングに成功。しかし手元で外れてしまった。次にまた同じサイズのフッキングするが、これもネットイン直前で外れてしまった。こうなるとあせりの殺気がイワナに見透かされているようでなかなか釣れない。しかし魚影の濃さが幸いして、何とか数尾のイワナを釣ることができた。
MASAさんのキャスト
この谷は両側から木が張り出たトンネルのような藪沢でフライを振るのにかなり苦労した。それでもMASAさんは、張り出た木を避けながら器用にキャスティングされていた。MASAさんのキャストはループが狭く非常にコンパクトだ。しかもバックキャストをターンオーバー前にスペイキャストのように打ち返したり、バックとフォワードの向きを意図的に変えてたり、いろんな方法で障害物をクリアする藪沢のキャスティングテクニックを初めて見てすごく勉強になった。私は今までバックもフォワードも完全にターンオーバーする基本のフライキャストしか練習してこなかったので、今度釣りに行くまでにマスターしたい。
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帰り道
イワナは水がほとんどなくなる場所まで釣れた。帰りは谷の上の山道を歩き林道まで引き返すことにしたが、途中から細いケモノ道に変りやがてなくなり、かなりの距離を藪コギすることになり、かなり疲れた。もっとも容易にアクセスできないからこれだけの魚が残っていると考えるべきで、良い思いをするためには、これくらいの苦労は必要なようだ。釣果
谷にはたくさんのカエルさまがいた 天然のワサビもあった
8/15 梼原川支流
フライ 色 サイズ 釣果 コメント パラシュート ブラック #14 2アマゴ パラシュート ブラウン #14 1アマゴ エルクヘアーカディス ナチュラル #12 2イワナ ディアヘアーホッパー ナチュラル #12 4イワナ 合計 9アマゴ3尾、イワナ6尾
昨日の疲れが抜けきれぬまま、同じメンバーで今度は梼原川の支流に入った。実はこの谷、3年前に一人で来たことがあり3尾のアマゴを釣った、今回入る上流部のほうが魚影が濃いそうだ。しばらくしてだいぢさんが最初の1尾を釣上げ、MASAさんも続く。私にもアマゴと思われる鋭いライズがあるが取り切れず釣れるのはアブラハヤばかり。しばらく釣り上がり、小さなプールを開きから流れ込みに向かい順に攻めていたらちょうど真ん中にある岩の横からアマゴが出てやっとフッキングに成功した。釣上げたのは少し痩せている頭の大きいオスアマゴで25cm位あった。さらに25cmクラスを2尾追加した。この谷のアマゴは平均サイズが大きい。泣尺
大きなプールでエルクヘアカディスの#12を投げてしばらく置いていたら、下からゆっくり影が浮いてきてフライをくわえた。小さなライズだったがフッキングと同時に頭を振る魚影に驚いた。でかい! 尺近いアマゴだ。慎重にやり取りして途中水中に沈んでいる木の中にもぐりそうになったがを何とか引き剥がし、やっとのことで手前まで寄せネットですくおうとしたらネットのフレームに頭が当たり外れてしまった... Oh my god! あともう少しだったのに。ものすごく悔しい思いをした。
雷雨
その後、辺りが夕方のように暗くなり、直後にバケツをひっくり返したような雷雨になった。水面に激しく打ちつける雨の中でアマゴのライズを発見。フライを落とすと同じポイントで立て続けに2尾のアマゴが釣れた。まだまだ続きそうなので交代すると、MASAさんは同じ場所でさらに3尾を釣られた。小さいプールなのでこれだけのアマゴが釣れるとは驚きだった。その後も魚の活性は継続して、これと思うポイントでは必ずアマゴの反応があり、魚止めの滝まで釣りあがることができた。
そして谷通しと、古い林道を使い2時間程かけて車まで戻った。林道といっても随分前に廃道となったようで、トゲのあるバラが生い茂り、いたるところに倒木や崩落のある、文字通り「イバラの道」だった。前日の疲労も重なり私の体は崩壊寸前で、停めてある車が見えたときの安堵感をはっきりと覚えている。ちなみにMASAさんはこの日で3日間連続釣行、だいぢさんは翌日も近くの谷に行ったとか。いやあお二人ともタフです。釣果
フライ 色 サイズ 釣果 コメント パラシュート ブラック #14 1パラシュート ブラウン #14 2ディアヘアーホッパー ナチュラル #12 4 合計 7釣れたのはすべてアマゴ。4尾は25cm位あった