リベンジ in 吉野川 2005/4/9 晴れ 
場所:奈良県吉野川のとある支流にて
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2年前、同じ場所で3回のライズがあったにも関わらず結局1尾も取れず、ヨッシーさんに「ふ」のストリームと名付けられ、悔しい思いをした吉野川に支流に2年ぶりに再挑戦することが出来た。今回は先月の日置川釣行でほとんどのライズでフッキングに成功した実績のある、ティップの柔らかい丸竹拾九号と、フライもふんだんに用意して万全の体制を整えリベンジすることになった。朝6時過ぎに道の駅でヨッシーさんと合流。道路際はソメイヨシノが満開なのだが放射冷却のせいかセーターがいるほど肌寒い。


不吉なジンクス

釣り場に入ってすぐに1尾のアマゴが釣れて幸先の良いスタートとなった。でもカメラを構え撮影直前にフックが外れオートリリースしてしまい写真が取れなかった。ヨッシーさんから「最初の1尾の写真を撮れないと次が続かない」との不吉なジンクスを聞かされたら、その通りになった。谷に日が射し込むとTシャツで十分な位の汗ばむ陽気となり、たくさんの小型のストーンフライがハッチして水面を飛び回るのだが、アマゴのライズが全くなくドライフライへの反応も無い。しばらく釣り上がり2年前にヨッシーさんが釣ったポイントでやっと2尾目が釣れた。そしていよいよ、2年前の屈辱の問題のプールにチャレンジ。しかし去年の台風のせいで渓相が変わってしまい、魚の付く岩が埋まってしまったのか全く反応が無く不発に終わってしまった。
暖かい日差しの中、ストーンフライのハッチが始まったがライズが無い

第2の「ふ」のストリーム

しかし、吉野の沢はそのままでは終わらなかった。その少し上にあるプールから流れ出す小さな流にフライを流すとアマゴが飛びついたがフッキングに失敗。今度はそのプールの開きではロケットのように全身が飛び出す派手なライズがあったがこれも取れず。プールの中央のライズをやっとフッキング成功したが、頭を数回振っただけで外れてしまった。その奥でまたライズしたがこれも空振り。一つのプールでなんと4回のライズがあり1尾も取れなかった。4連続空振りの、第2の「ふ」のストリームが出来てしまった。くっ、悔しい!

快調に釣り上がるヨッシーさん
鬼門
終点の滝壺までの間に1尾を追加して、時間が合ったのでイワナが釣れるという別の谷に入った。いかにも魚が出そうなポイントの思い通りの場所にフライを落とし、思い通りに流し、思い通りの場所でライズ、そしてイメージ通りの完璧なフッキング。でも魚が頭を2回振ったら外れてしまった。なぜだ! やはり吉野は自分にとって鬼門のようだ。不調の私をよそに、ヨッシーさんはしっかりイワナを釣られた。今回は3尾のアマゴが釣れ前回のようはボウズは免れたのだが悔しさが残る。また行かなくてはいけない。

上流で釣ったアマゴはパーマークが丸く腹の黒班が小さい紀州の特徴がでていた


夕方、本流で正体不明のライズを狙う。でも、どんな魚がどんな虫にライズしているかも解らないまま、完璧に無視され時間切れとなった。

完成品フライ

今回米国で完成品フライの販売を行っているAFO(Ardent Fly Outfitters)のご厚意により何種類かのサンプルフライを送って頂き試す機会に恵まれたので早速使ってみた。丁寧に巻かれた完成度の高いフライは良く浮き、私の巻いた出来の悪いフライよりフッキング率が高かった。実際今回釣れたアマゴ3尾中2尾はこのフライで釣った。
春の渓流解禁が近づくと心ときめくはずなのだが、ずぼらな私はいつも解禁間際にあわてて夜遅くまでフライを巻く事になるので少し憂鬱になる。フライタイイングは、オリジナルパターンを考えるときは楽しいのだが、同じパターンをたくさん巻くのは退屈で疲れる。今まで完成品フライは高いので敬遠してきたが、不器用な自分で巻いたものより遙かに完成度が高いフライを、12本$20前後(1本180円)の低価格でを買えることが判り、忙しいときはちょくちょく利用しようかと考えている。


釣果

 
フライ
カラー
区分
サイズ
釣果
コメント
ブルーダン ブルーダン ドライ
#16
1
 
CDC PMDダン ナチュラル ドライ
#18
1
AFOの完成品フライ
CDCベイティスダン ナチュラル ドライ
#18
1
AFO完成品フライ
     
合計
3
 

今回使ったAFOの完成品フライ

CDC PMDダン #18
CDC ベイティスダン #18