宮川のアマゴ 2004/5/8-9 晴れ→雨
場所:三重県多気郡宮川村大字大杉付近 
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林道から見えた滝。新緑が美しい

『M』さんのご厚意で、宮川上流の1泊の釣りキャンプに同行させてもらった。前回の十津川源流に続き、今度は宮川のアマゴに挑戦することになった。メンバーは『M』さん、社長さん、ヨッシーさん、INHARDYさん、私の5名。
名阪国道の針ICでヨッシーさんと合流。高見トンネルを抜けR166経由で宮川を目指す。宮川漁協前でみんなと合流して二日分の日券を購入。宮川ダムを越え谷を目指す。周りの風景が杉の植林から次第に広葉樹の険しい急斜面に変わっていく。

ここの入漁料は日券1000円、年券4200円
近畿に比べ随分安い。
先に沢に着いたヨッシーさん。
画面中央の流れには25cm程のアマゴが定位していた。
河原での宴会のための膨大な食料をみんなで分担し、林道にから枯沢を下り約100m下の沢を目指す。
皆さんは大きな登山用バッグに詰めるだけの荷物を積むが、大きめのデイパックしか持っていない私はほとんど荷物を持てず気が引ける。結構急な斜面を約15分ほど下って沢に到着した。
ヨッシーさんがドライフライで挑戦するが全くフライに反応しない 次に私がニンフを投げる。するとニンフではなくインディケーターに魚が出た。ある程度ボリュームのあるフライの方が良いみたいだが後の祭り。その後、上流の2つの淵を釣ったが反応はなかった。
宴会
夕方釣りをそこそこに切り上げて、『M』さんの作る豪華な料理の宴会を始めた。谷底から見上げる小さな空が次第に暮れ、やがて星が出てくる。たき火を見ながら、釣りや自然や色々な話題に話しが弾む。私は最近家族のオートキャンプしか行かない軟弱者だが、このような自然の中でのキャンプはやはり楽しい。

 
宴会の様子
ザルと金網を使った
『M』式バーベキュー


豪華な料理の数々

翌日
 
朝4時頃より風が強くなり雨が降り出した。雨はそれほど強くはないが、途切れることなく降り続いた。早朝から、上流に釣りに行こうかと考えていたが、前日の宴会の疲れと雨に濡れるのが嫌で止めた。しかしせっかく来たのだから少しは竿を出そうと、朝食を食べる前にテントの横の淵を、ウェーダーもフライベスト着けずサンダル履きで釣ってみた。

深く暗い淵は見た目以上に流れがあり、ドラッグがかるので時々打ち返す。#14のパラシュートコーチマンを岩盤の横に落としてしばらく流していると、雨の水滴と見間違うくらいの小さな波紋ができた。良く判らないがとりあえず合わすとフッキングに成功。結構大きい。7Xのティペットだと少し心配だったが淵まで降りられなためごぼう抜きして近くの瀬まで運んだ。釣れたのは22cm位の黒っぽいアマゴ。頭が大きく結構精悍な顔つきをしている。この時期にサビが出ているわけはないので、これはこの谷の川底に合わせた保護色なのだろう。前回、川底の明るい十津川源流で釣ったアマゴはとはかなり違う。『M』さんからこの水系のアマゴは腹の黒班が少ないと説明を受けていたがその通りだった。源流のネイティブなアマゴはそれぞれの谷固有の個体差があり面白い。

矢印の場所で釣れた
全体に色が濃く腹の黒班の少ない宮川水系のアマゴ
画像は『M』さん提供

 
宴会2
雨が降り続くので、10時に早めに昼食となった。『M』さんの作った鶏・キノコ鍋はとても美味しい。濡れて冷えた体に暖かい鍋はとても嬉しかった。


さらに食べる

帰りに『M』さんおすすめのチャンポンが美味しいという大台町の一富士という店に寄ることになった。驚いたことにここのご主人さんはINHARDYさんと鮎関係の相互リンクを張っている顔見知りとのこと。世の中広いようで狭いと感心する。そして、ここのチャンポンは本当に美味しかった。今回のOLMレポートはほとんど食べる記事になってしまった。実際釣る暇がないほど飲んで食べるのに忙しかった。このような楽しいOLMを企画してくれた『M』さんにとても感謝している。
鶏・キノコ鍋