夜討ち朝駆け

私は遠くに遠征するより、どちらかといえば近場でのんびり楽しめる釣りの方が好きなのだが、INHARDYさんのＨＰに載っていた、綺麗な源流アマゴの画像に目を引かれ、INHARDYさんとヨッシーさんの夜討ち朝駆けの源流釣行に同行させてもらうことにした。前日の夕方出発。３時間ドライブして、夜１０時に谷の車止めに集合。軽くアルコールを飲みながら翌日の打ち合わせをした。先ほどから降り出した雨が心配だ。思えばこの３人が集まるといつも雨が降るような気がする。雨男は誰？

出発

翌朝、雨は上がっていた。ウェーダーとランチをリュックに詰めて６時頃出発。登山道に入り源流部を目指す。谷の入り口はＶ字型で険しいが、上流に行くにつれ、渓相が穏やかになっていく。

穏やかな源流部

高度が上がると登山道の両側は高野竹の茂みにになった。さらに歩き標高1000mを超える辺りから周りが突然開け、穏やかな斜面の落葉樹の森が広がった。新緑が綺麗だ。険しい紀州の山中に、こんな穏やかな源流があるとは！　この景色を見るためだけでも、２時間以上歩く価値はある。

　

背中のリュックにからウェーダーを出し履き替える。入渓して最初の淵の最初の１投目でいきなりアマゴがヒット。２０ｃｍ位のアマゴで取り込む前に外れてしまったが幸先が良い。魚は浅場に着いているようで、浅く小さな流れでも釣れたし、淵でも淵尻でヒットすることが多かった。

最初に釣れた約１５ｃｍ 今回最大（約２０ｃｍ）。金色がかった体色をしていた

標高1200m付近のアマゴ エメラルドグリーンの背と、 淡い赤の側線が綺麗だ。

　
釣りの様子

魚はかなり浅場に着いていて、しかも川底が明るい岩なので警戒心が強い。不用意に近づくと驚いて逃げるアマゴの黒い影がサッと走るのが見える。慎重なアプローチが必要だ。ヨッシーさんもINHARDYさんもさすがベテラン。低い姿勢で釣りをされていた。

淵尻を攻める私(画像はヨッシーさん提供)

低い姿勢で間合いを詰めるINHARDYさん

十津川源流作戦 登場人物 いんはーでぃ隊長(画面左上) ヨッシー軍曹(画面左中央) ふ斥候(淵の横の大岩の陰) アマゴ君達(画面右矢印付近） ヨ：隊長、今よりこの淵を攻めます！ い：成功を祈る ふ：渕尻に魚影発見！ ヨ：慎重にほふく前進で接近してキャスト 　　ライズ！　でも空振り。 　　もう一度キャスト 　　ライズ！　また空振り。 　　再びキャスト ふ：魚影接近！直前でUターン ヨ：４度目のキャスト ふ：再び魚影接近！ 　　今度は完璧に無視 その後反応は無く作戦は失敗に終わり、 その淵は「ヨのプール」と命名された

 

フライ	タイプ	カラー	サイズ	釣果	コメント
ブルーダンパラシュート	ドライ	ブルーダン	#16	4	最初このフライを使った
ブルーダン	ドライ	ブルーダン	#14	2	１尾は完全に沈んだフライに食いついた
スキュイレルカディス	ドライ	ブルーダン	#14	2	スキュイレルテールのダウンウィング。ストーンフライの羽化に合わせた
CDCダン	ドライ	クリーム	#14	1	真上に飛び出す派手なライズで釣れた
			合計	9	釣れたのは10〜20cmのアマゴ