天川C&R区間
2004/3/26 曇り→晴れ 水温7℃
場所:奈良県吉野郡天川村大字坪内付近 |
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不吉な予感
去年はオープンしたばかりの天川のC&R区間で良い思いが出来たので今年も行くことにした。雨後に気温が上がりマダラカゲロウの羽化が始れば、良い釣りが出来ると期待していたのだが、日が上がる頃から風が強くなりてハッチがなく、ドライフライにほとんど反応が無い。仕方なく#18のニンフを使ってこまめに流れを探っていたら、フッキングに成功。でも寄せていたら手元で外れてしまった。あれっ、こんなのって去年あったような?
ショットガン
その後も、インジケーターニンフィングで底を探っていたら、アマゴがインディケーターに食いつきそうになった。ひょっとして大きめの方が効くかもと、フライを#12のグラスホッパーに替え、ついでに、頻繁にピックアップして一カ所を何回も叩くショットガンメソッド(テンカラで言う捨て針)を試してみた。するとアマゴの反応が俄然良くなり、目の前で魚体全てが水面から出る派手なライズが3回連続して起こり興奮する。でもフックが大きすぎるのか1回もフッキング出来なかった。その後ニンフ、ウェット、ドライでも当たりがあったが全てフッキングに失敗。結局、午前中は1尾も釣ることが出来なかった。嫌な予感がする。ひょっとして去年陥った「乗らない・取れない病」の再発か? 「ぼ」の予感がして焦ってしまう。
バイクの田中さん
場所と移動しながら、ライズを待っているフライフィッシャーに、「釣れますか?」と声をかけ状況を聞いていたら、会話の話題に初めてとは思えない共通点がある。良く聞いたらなんと私のHPと相互リンクして頂いていバイクの田中さんの奥さんではないか! ご主人も一緒とのことでその後すぐに合流した。この世界広いようで狭い物だと驚いた。バイクの田中さんは既に数尾のアマゴを釣られているそうだ。やはり上手い人は違う。
夫婦で釣行されるバイクの田中さん夫妻。うらやましい環境です。
午後の部
午前中は丸竹フライロッドを使ったのだが、風が強すぎるのでグラファイトのロッドに替えた。そして、散発的だがマダラカゲロウの羽化が始まったので、ドライを試すことにした。淵の流れ込みの向こう側の10mほど先の緩やかな流れで、数尾のアマゴが定位した何かにライズしていのを見つけた。手前の流れが邪魔でリーチをかけてもメンディングしても2秒でドラッグがかってしまうし、さらに右手方向からの風が強くなるとそれすらもできず釣りにくいが、他にライズしている場所も見つからないので、そこで釣ることにした。 ○が今回釣れたポイント
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やっと釣れた
とりあえず、#14のブルーダンを投げ込む。すぐにドラグがかかるので頻繁にピックアップして打ち返す。モグラタタキをしている気分だ。数投目でライズがありフッキングに成功。この魚はバラさずに無事取り込むことができ「ボ」は免れホッとする。パーマークが無く、ウロコが剥がれやすいシラメ化したアマゴだった。
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狙い通り
同じ場所と手前の流芯で1尾ずつ釣り上げた後、25cm位の大きめのアマゴが、ゆっくり移動しながら何かを補食しているのを発見。その魚を狙ってしつこくいろんなフライを投げるが、2度フライフライに反応しただけで後は全て無視される。ひょっとして、水面直下のハッチ直前の何かを食べているのではと、手元にあった#14のCDCピューパパターンを流したら一発で食いついた。滅多にないことだが、作戦通りに釣れると気分が良い。結局夕方まで目立った水生昆虫のハッチは無くライズもまばらだったが、ドライで通してもう1尾のアマゴを釣ることが出来た。
最後に釣れたアマゴもシラメ化していた
釣果
フライ 区分 カラー サイズ 釣果 コメント ブルーダン ドライ ブルーダン #14 2ブルーダンパラシュート ドライ ブルーダン #16 1CDCガガンボ ドライ グレイ #16 1流芯から出た CDCピューパ ドライ ブラウン #14 1ライズの正体は、マダラカゲロウのニンフかもしれない。
だとしたらフライが違うのだが、釣れたら良いと気にしない。合計 5参考:今回の乗らない・取れないフライ達
ひょっとすると去年のようにまた乗らない・取れない病が再発したのかもしれない。
フライ 区分 カラー サイズ ヒット数 コメント グラスホッパー ドライ ディアヘア #12 3至近距離で魚体全てが水面から出るライズが連続3回 ブルーダンパラシュート ドライ ブルーダン #16 1CDCミッジ ドライ グレイ #20 1プールでミッジのライズを狙った フェザンテールニンフ ニンフ 黒 #18 31尾は手元まで寄せた ハーズイヤー ニンフ ナチュラル #14 1マラブーリーチ ウェット オリーブ #12 1合計 10
えっ、単に合わせが下手なだけだって? その通りでございます。