いきさつ 和歌山県の渓流解禁に向けて３月１日有休を取った。しかし前日に下の娘が熱を出し、翌日病院に連れていくためにやむなく釣りを諦めた。しかし、翌朝にはすっかり元気になり、家の中を走り回るようになった。釣りに行けるのだが和歌山に向かうには遅すぎる。色々考えた末、午後から近くの千早川マス釣り場でのんびりニジマス釣りを楽しむことにした。 昼食は途中の、河内長野にある有名なラーメンチェーン店の「神座」で食べた。近場でのんびり楽しむフライフィッシング。この余裕が良い。やはり自分にはこのスタイルが合っている。

活性が高い 釣り場に着くと、平日にも関わらず数人の釣り人がいた。あちこちで竿が曲がっており活性は高いようだ。オリーブ系のニンフが良く当たる。こんな時はいろんなことを楽しむのに限る。インディケーターを付けずに当たりを手の感触とフライラインの先端で取ってみたり、ウェットフライで表層を引いてみたりいろんな事をして楽しんだ。 丸竹拾四号の危機 今回は丸竹拾四号（8フィート#3-4　3PC）を使ったが、４０ｃｍ程のニジマスをかけ、寄せていたら、継手からピシッという音がした。どうもヒビが入ったようだ。無理して折れないよう竿をかばいながらなんとか取り込み、ほっとして継手をチェックしていたら、足元に垂らしていたフライになんと別の４０ｃｍが食いついた。この魚もなんとか取り込む事ができたが、普段は楽しいはずの大物とのファイトだが、この時ばかりは勘弁して欲しかった。

このクラスが釣れると面白いのだが．．．

拾五号も危ない
その後ロッドを丸竹拾五号（7フィート#3 3PC）に変えた。この竿も渓流の20cm前後のアマゴを釣るために作った竿なのであまり強度がなく、大きなニジマスがかかと心配だ。でもそういうときに限ってでかいのが来る。潜水艦みたいなニジマスがドライフライに向かってぬーっと浮かんできた。えっ、まさか？　直後に小さなライズリング。反射的に合わせていた。水中でくねる大きな魚体は明らかにロッドの能力を超えている。幾度となく繰り返すリールのクリックサウンド。竿はほとんど限界まで曲がりっぱなし。竿をかばいながら慎重に少しずつ寄せていたが途中でティペットが切れてしまった。長く使っていたので弱っていたようだ。竿は無事だったが、嬉しいような残念なような複雑な気分だ。

大漁
今回は午後からの釣行に関わらず７０尾と言う驚異の釣果。特に夕方のドライフライは入れ食いだった。やはりトラウトは春の雨後が活性が高いようだ。渓流に行っていれば良かったと悔やまれる。
 

フライ	区分	カラー	サイズ	釣果	コメント
ビーズヘッドアンゴラゴート	ニンフ	オリーブ	#12	19	あいかわらず良く釣れるフライだ
チーニョ	ニンフ	オリーブ	#12	10	この手芸品店マテリアルフライも良く釣れる
オリーブマラブー	ニンフ	オリーブ	#12	14	インディケーターを付けずアウトリガースタイルで釣った
ビーズヘッドハーズイヤー	ニンフ	ナチュラル	#16	1
ソフトハックル	ウェット	ピーコック	#12	1	ウェットフライの効果はいまいちだった
パラシュートコーチマン	ドライ	ブラウン	#14	16	夕方からドライフライが良く当たった
アダムス	ドライ		#12	9	ドライはどんなフライでも当たるようだった
			合計	70	釣れたのは１尾だけブラウンで後はニジマス