四万十川支流のアマゴ 2003/8/12
場所:小渓流ですので公開を控えさせてもらいます。申し訳ありません。 
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お盆休みで高知県に帰省中、子どもの世話や親戚まわりの合間に釣りに行くことにした。朝4時に起床。四万十川の支流にアマゴを釣りに行く予定だったのだが、激しい雨が降っていて急な増水や土砂崩れがあると嫌なので、予定を近くの港の防波堤の釣りに変更した。

ソルトは不発

何かいるだろうと小型のミノーフライを付けたタイプ4 #10のシューティングテーパーを投げまくるが何も釣れない。やはりソルトウォーターはちゃんとした情報収集が必要でやみくもな釣行はだめなようだ。1時間ほどで実家に戻った。しかし10時頃に雨が上がったため、一旦諦めたアマゴに再挑戦することにした。四万十川中流域にある私の実家は海の釣りも渓流釣りも共に車で30分で行くことができる。
四万十川上流部の風景

周りの山は全て深い緑の杉の人工林。この辺では普通に見られる光景。豊かな自然で有名な四万十川だが、周辺の林相は結構貧弱だ。


 
カワムツ猛攻
県道から未舗装の林道に入る。台風の後なので道が崩れていないか心配したが大丈夫だった。谷に着くと去年まで閉じていた林道のゲートが開いている。いつもは車を降りて15分ほど歩く入渓点にあっというまに到着した。沢はかなり増水しているがにごりは大分治まっている。コンディションは悪くないが、こんなに便利だと入渓者も多そうで不安になる。釣り始めるといきなりカワムツの猛攻。その後500mでたくさんのライズがあるが釣れるのは全てカワムツだった。 
こんなのがいっぱい釣れる→

今年初アマゴ

水深のあるいい雰囲気の流れ込みの脇にディアヘアーグラスホッパー#14を流すと水面下に影が走った。アマゴに違いない。もう一度流すと今度はフライに出てフッキング成功。水中でヒラヒラ輝く魚体と手元にプルプル伝わるアマゴの感触が懐かしい。魚は流れに乗って下のプールまで落ちたが小さなサイズなのでそのままごぼう抜きした。ライズしてもフッキングしない。フッキングしても途中でばらしてしまう「乗らない取れない病」に苦しんでいたのだが、今年初のアマゴは簡単に釣れてしまった。まあ釣れるときはこんなものだろう。

1尾目が釣れた流れ込み。少しにごりが残っている


1尾目の18cmのアマゴ

さらに2尾

さらに釣り上がるとカワムツに混じり、明らかにアマゴと思わる鋭く大きなライズがある。水温が上がるこの時期は流れ込みの白泡付近を狙うのだが、今回は結構瀬尻に着いているようなのでアプローチに注意する。しかしライズは多いのだがフッキングしなかったり、しても途中で外れたりでほとんど手元まで寄せられない。10cmもないカワムツが#14のホッパーを丸飲みして簡単に釣れるのにどうしてアマゴはだめなのだろう。それでもなんとか、15cmと20cmの2尾のアマゴを釣ることができた。



3尾目の20cmのアマゴ
今回のロッドは前回吉野で折れたティップを修理した丸竹拾号

乗らない取れない病

今回ドライに7回のライズがありフッキングできたのは5回。ニンフに3回の当たりがありフッキングできたのは1回。でもキャッチできたのは3尾。フッキング率は60%で「乗らない病」は克服できたような気がするが、「キャッチ率30%」で取れない病は完治とはいえないようだ。ライズの約半分をフッキング、そしてキャッチできるのはその約半分。運もあると思うが、私の実力はこんなものかもしれない。
釣果
 
ライ
区分
カラー
サイズ
釣果
コメント
ディアヘアグラスホッパー ドライ
ナチュラル
#14
3
私が一番好きな夏期のテレストリアルパターン