石川(大和川支流)のコイ  2003/2/17 晴れ
場所 大阪府藤井寺市道明寺3丁目付近
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川は回復していた
99年に大和川の支流の石川にて大規模な河川工事があり、大量の砂が流れ込み川が荒れて以前のようにコイが釣れなくなってしまった。その後少しずつ川が回復しているようなので、暖かなお昼過ぎに、1年ぶりに様子を見に出かけてみた。中州には葦の茂みができ、川は以前よりかなり回復しているようだ。

濁っている
しかし昨日の雨のせいで濁っており、サイトフィッシングが前提のコイのフライフィッシングには厳しい状況。コイは本来フライにあまり反応しない魚で、巧く鼻先にフライを流しても10尾に1尾くらいしか反応しない。それでも、移動しながらたくさんのコイを狙えるため結構な数が釣れるのだが、濁って居場所が判らないと釣りにならない。せっかく川に来たのだから、いちよう釣ってみることにするが、やみくもに流しても釣れる気がせずボウズを覚悟する。

今回釣った場所(歩道橋の上流)
どぶさらい
深さは70cm位のはずだが、結構流れが強いため浮き下を1.5mとり、白のエッグフライで底を探ることにした。コイの居場所が分からないので、フライをできるだけ長く流したい。ダウンクロスで20m程投げたあと、川の流れに合わせて川岸を歩いてドリフト回避するが、川は真ん中の流れが岸側より早いため、ライン中央部が先に流れすぐにUの字になってしまうので、頻繁に上流側にメンディングする。メンディングするたびにフライは手前に引かれ、階段状に少しずつ手前に寄ってくる。この方法で1回のキャストで30m程の距離を探ることができた。場所を少し変えて同じことをすれば、川底全てを探れるはずだ。コイがフライが遭遇する確率をできるだけ高めようと、このどぶさらいのような釣り方を根気よく続けた。
ヒット!
フライが底に当たり、インディケーターが時々小刻みに沈む。軽く合わせて浮いてくればコイの当たりではない。そんなことを30分ほど繰り返す。あるとき沈んだインディケーターに軽く合わせを入れたら、沈んだまま浮き上がってこない。あれっとたぐると、ずしっとした手応え。木でも引っ掛けたかなと思ったらゆっくり横に動く。ついにコイがヒットした。40cm位の小物だが、久しぶりのコイの重い引きを満喫した。どうも対岸に近いカケアガリに付いているらしい。以後その辺を集中的に狙って更に40cmと50cmの2尾のコイを釣ることができた。約1時間半で3尾とまずまずの釣果。やみくもに流してヒットする位なので今日のコイの活性はかなり高かったと思う。石川がやっと復活したようだ。これからもちょくちょく遊びに行こう。
最初に釣った40cmのコイ


3尾目の50cmのコイ