嵐山フィッシングエリア 2002/11/11
場所:京都府京都市右京区北嵯峨朝原山町
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久々の釣行
最近2ヶ月ほど釣りに行けなかった。最後は9月中旬のコイ釣りで、トラウト類はなんと3ヶ月も釣っていない。休日はことごとく家庭の用事が入って釣りに行けなかったのだが、かなり強引に有休を取り時間を作り、やっと2002年11月にオープンしたばかりの嵐山フィッシングエリアに行くことができた。
釣り場には6時半に到着した。早速準備をして桟橋に入ると平日だというのに朝靄の桟橋には、既に釣り人がいた。フライとルアーは半々くらい。

ドライフライ
ライズが見られるのでまずドライフライを試した。エルクヘアーカディス他、数種類のフライを使ったが反応がないので、インディケーターニンフィングに切り替えることにした。
 

インディケーターニンフィング
釣り方をインディケーターニンフィングに変えたら、とたんに爆釣状態。魚は池全体に散っているが、池の水の撹拌用の水車の周りが、水が流れているようで一番反応が良かった。釣れるタナは1m〜2mの深さのどこでも釣れたが、一定のタナでじっと当たりを待つよりも、深めの浮き下で沈んだらすぐに打ち返し、ニンフを常にフォーリングさせる釣り方が最も反応が良かった。釣れるのは体長25〜35cmのニジマス。尾ビレが三角に尖ってコンディションの良いものが多い。特に30cmを超すサイズがかなりの引きをするし、ジャンプもして面白い。35cm位のブラウンも2匹釣れた。
 

約35cmのきれいなニジマスとブラウン
 
今回最大だった約40cmのニジマス。このクラスのニジマスを3尾釣ったが、とても元気が良く、リールを逆転させよく暴れた。三角できれいな尾ビレが写らなかったのは残念。


 スペイキャスト
桟橋から約25mの距離の水車を狙ってロングキャストを繰り返していたが、もっと近距離から釣りたいと岸側から水車の裏側を狙ったら、魚が溜まっていて入れ食い状態となった。バックに木が茂っているため、通常のキャスティングが無理なためフライフィッシャーは敬遠するようだが、シングルハンドのスペイキャストで充分対応できる。フッキングの力加減をアンカーを打つ動作と同じにすれば、合わせに失敗した時点でアンカーが終了してそのままフライを打ち返すことができ、無駄がなく非常に効率的な釣りができる。ただ入れ食い状態で行うと全く休む暇がない。まるでフィッシングマシーンのようにひたすら釣りまくることになり疲れてしまいすぐに止めた。
シンキングラインの釣り
午後からタイプ2のシンキングラインを使い大物狙いで大型ストリーマーを引くが反応が無い。フライを小型に替えると時々当たりがあるが早引きはあまり反応が良くないようだ。#10のウーリーバッガーで1尾釣る。

シンクティップラインの釣り
スローリトリーブするため、シンクティップラインに替え、ポーズを入れながら深場を探ることにする。フライはインディケーターニンフィングと同じものを使用した。フルラインキャストして、約20秒のカウントダウンの後、2回たぐり1回ポーズを入れるゆったりしたワルツのリズムでのリトリーブ。関西に引っ越してからこの釣り方をするのは久しぶりだ。フライはインディケーターニンフィングと同じものを使用した。
 

フルラインキャストできる広く開けた水面、シンキングラインをじっくり沈められる深い水深。本格的な湖の釣りができて嬉しい。狭く浅い管理釣り場で見えているマスを提灯釣りするのもそれはそれで楽しいが、やはり広くて深い方が好きだ。秋は紅葉も綺麗。

ナイトフィッシング
5時を過ぎると暗くなるのだが、3基の大型照明と桟橋のライトで6時までイブニングライズの釣りができる。日没で終了の釣り場が多いのに何とも粋な計らいだ。暗くなるとインディケ−ターが見づらいので、シンクティップラインで当たりを手で取るようにする。暗くなってからは、シャトリュースのエッグヤーンが良く当たった。辺りが真っ暗になっても、ライズしている魚がいるので最後のチャンスとドライに再挑戦。しかしこれも空振り。今回いろんな釣り方を楽しめたがドライの釣りだけが釣果がなく残念だった。機会があれば当たりパターンを探して再チャレンジしたい。

釣果とフライ
フライ
size
カラー
釣果
コメント
ビーズヘッドアンゴラゴート
#12
オリーブ
78
去年の暮れから使い始めたフライだが相変わらず良く釣れる。
フラッシュバックマラブー
#12
オリーブ
23
加賀バリと呼ばれる、オリーブマラブーニンフに、ソルトウォーター用の幅広フラッシャブーをボディ上部に付けフラッシュバックにしてみた。このフライでブラウンも2尾釣った
ビーズヘッドチーニョニンフ
#12
オリーブ
23
手芸店で購入した、Cigno(チーニョ)と呼ばれるファーとヘアーをミックスしたようなナイロン素材で作ったフライが大当たりした。他の管理釣り場でも使って効果を実証したい。
エッグフライ
#8
シャトリュース
3
暗くなってから、シンクティップラインで引くとニジマスが良く反応した。
エッグフライ
#8
サーモンピンク
2
インディケーターで釣った。当たりは頻繁にあるがエッグフライは合わせにくいため、なかなか釣れない。
ウーリーバッガー
#10
グリーン
1
今回ウェットフライで釣れたのはこのフライだけ
  合計   
132
ニジマス130尾+ブラウン2尾

釣りすぎ?
今回はかなりの数を釣ったと思っていたのだが、集計したらなんと100尾を軽く超えていて驚いた。3桁の釣果はオイカワやアジなどの小物釣り以外では初めての経験! いつもは釣れすぎると、いろんなことを試して遊ぶため、多くてもだいたい50尾位の釣果になるのだが、今回は2ヶ月近く釣りに行ってないストレスが爆発したせいか、実に11時間、食事をする暇も惜しんでひたすら釣りまくった。翌日はキャストのしすぎか魚の釣りすぎか右腕の握力が弱い。ダブルホールのせいで左手の筋肉痛もある。でも心は晴れ晴れ。あ〜満足! たくさん投げて、たくさん釣る。やっぱ釣り師は釣りをしなくっちゃ!