石津川のコイ 2002/09/16
場所:大阪府堺市宮下町付近
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以前コイ釣りで折れてしまった丸竹フライロッド八号(8フィート#5 4ピース)の折れた手元より3番目を高野竹で作り直し再チャレンジした。場所は前回と同じ百済川との合流地点。

午前の部
フナが釣れた!
釣り場に到着すると、潮が引いていて以前と様子が違う。以前川幅いっぱいだった流れが、半分くらいの細さになっている。とりあえずコイのいそうな流れに、オリーブのコイバグ(エッグフライ)を流すと直ぐに当たりがあり、フッキングに成功。良く動き回るが引きが軽い。引き上げてみると30cmのフナ。その後頻繁に当たりがあるがフッキングしない。どうやらフナがフライをくわえたり放したりしているようだ。

 

限界まで曲がる丸竹ロッド
釣り始めて10分後、やっとコイのフッキングに成功。コイは力強く走り回る。丸竹ロッドは修理交換したミドル部分が細すぎたせいか今にも折れそうに曲がるが折れない。丈夫な高野竹で作って正解だった。5分ほどで取り込んだコイは体長約50cm。このコイは水面が低いため、海用のタモ網ですくってリリースしたが、尾の先に荒い網が食い込み切れてしまいかわいそうなことをした。やはり目の荒い網は魚を傷つけるため使わない方が良いようだ。以後面倒でも離れた浅場まで引いて行きランディングする事にした。
2匹目のコイ
はさらに強い引きをした。丸竹ロッドは不安になるまで曲がっても折れることはなく強さが証明されたが、ずっとのされっぱなしで扱いづらくてしょうがない。竿は柔らかいほど面白いのではなく、やはり対象魚に応じある程度の硬さは必要だ。

釣れなくなったので、一旦家に帰ってお昼を食べ、潮が満ちてくる午後に仕切り直しすることにする。車で20〜30分で行ける近場なので焦ることはない。


2匹目の60cmのコイと丸竹ロッド八号

午後の部
午後からは釣りやすい、9ft#4の普通のカーボンロッドを使うことにした。潮が満ちてくるとコイが集まってきた。午前中と同じくオリーブのコイバグを流すと直ぐに当たりがあり51〜60cmのコイを立て続けに3匹釣った。
 
今回最大で最も暴れた64cmのコイ
どぶ川の機関車
4匹目はフッキングと同時にものすごい勢いで下流に突進し、あっという間にフライラインを全て引き出しバッキングが続く。リールのスプールを押さえブレーキをかけるが全く効かない。もうなるようになっれて感じ。走り出したら止められないすさまじいパワー。響き渡る甲高いックリックサウンド。日本でこれだけ楽しめる魚が他にどれだけいるだろうか? 
バッキングを20m程引き出された所でようやく止まり。ラインを少し回収してはまた引き出される綱引きをしばらく続けていたら急に軽くなった。どうやらバレてしまったようだ。50m近く引き出されたラインをリールを巻き少しずつ回収するが疲れる。しかしフライラインを半分ほど回収したらまた動き出した。上流に向かって泳ぎラインがゆるんだだけでバレてなかった。再び綱引き状態が続き、15分程かけてランディングしたコイは今回最大の64cmだった。

その後フナ1匹とコイ1匹を追加した頃から、潮がさらに上がり、コイが上流に散ってしまったので釣りを終えた。

今回の釣果
コイ 7匹  50,60,51,60,56,64,55cm
フナ 2匹  約30cm

使ったフライは全てオリーブのコイバグ(エッグフライ)#6、#8