石徹白 Fisher's Holiday
場所:岐阜県郡上郡白鳥町石徹白
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石徹白川のC&R区間で毎年行われるイベント「石徹白Fishing Holiday」に丸竹ロッドを出品できることになり、東京から5人、大阪から1名(私)の計6名がC&R区間の釣りも兼ねて参加することになった。北陸道経由で4時間もあれば着くはずなので、現地で少し仮眠でも取ろうと、12時前に出発した。北陸道も空いていて福井〜大野経由で4時前に石徹白川に到着したが、なんと目的地数キロ前で全面通行止め! 目が点になる。仕方がないので九頭竜湖のダムサイドまで引き返し、白鳥経由で迂回することになる。2度の峠越えで1時間以上余分な時間がかかり、イベント会場に到着したのは午前5時になっていた。イベント用の特別券(2日間1500円)を買い、そのまま釣りに突入。引き続きイベントに参加したので、初日はほとんど寝る隙がなかった。
 
釣行1日目
イベントの影響で釣り師が多い。ほとんどがフライフィッシャーだった。主なポイントには、ほぼ人がいっているため、瀬の流れ込み等の小さなポイントを丹念に探っていくことにした。ミッジ、大型のメイフライ、ヒゲナガカワトビゲラが散発的に飛んでいて時々ライズもあるが何を喰っているのかは判らない。ドライ、ニンフを交互に使い、#14位からサイズを順に落としていったら、#18のフェザンテールニンフにイワナが出た。ストマックポンプを当てると、全てフライと同じサイズのメイフライニンフ(ヒラタカゲロウ)だったのでこれで通すことにする。このニンフは結構当たり、約2時間の釣りでイワナ4匹、アマゴ1匹の釣果となった。ヒットしたのは全て流心で、管理釣り場の渕尻に定位して動かない放流魚とはずいぶん違う。会場前(スキー場駐車場)まで釣り上がると、たくさんのギャラリーがいて背中に視線を感じる。これって相当のプレッシャー!普段よりきれいなループのよそいきのキャスティングでいつも以上にポイントを丹念に探る。なんか自分の釣りじゃないみたい。幸いみんなの見ている前でアマゴ1匹とイワナ1匹を釣ることができほっとした。解禁日より3ヶ月も経ったこの時期これだけ人がいれば、私の腕ではボウズが当たり前なのに、この釣果は驚異的でC&Rの効果の凄さに感心した。

釣行2日目
翌日は、昨日よりさらに釣り人が多く、早朝からほとんどのポイントに人が入っていて、移動しながらの釣り上がりが困難な状態となった。そして思いついたのが例の会場前。ギャラリーのプレッシャーのせいか、ほとんど人が入っていない。作戦が当たり昨日と同じ場所でイワナを2匹掛けることができた。


C&Rでバーブレスフック使用のレギュレーションが嬉しい

丸竹六号ロッドで瀬の小さな流れ込みで釣ったイワナ
会場前でアマゴをGet
会場前は背後のギャラリーがプレッシャーになるせいか以外と釣り人が少ない。

イベント
スキー場前の駐車場が今回のイベント会場。ロッド、ネット、フライタイイングなど、さまざまな出展があり、多くの人が訪れにぎわった。普通の展示会と違い、皆さん商売っけがないというか、のんびりしているというか、和気あいあいのとても楽しい雰囲気で楽しい時間を過ごすことができた。
 

展示会場本部前
広場でのキャスティング
フライフィッシング界の有名人も訪れ、講義や実技を披露してくれた。左より佐藤成史さん、杉坂隆久さん、岡田裕師さん

 
我々の丸竹倶楽部のブースでは、東さんの超スローアクションから、らいじんさんのウルトラファーストアクションまで、皆さんの持ち寄ったとても個性のある丸竹フライロッドを展示した。その個性は他のブースの素晴らしいバンブーロッドを振っても、「良くできた普通のアクションで物足りない?」と感じるほど強烈で、久々にフライキャスティングを楽しむことができた。初めて丸竹ロッドを見て実際に振られた方も驚いているようだったが、丸竹ロッドのいろいろな可能性を知ってもらうのにちょうど良かったと思う。他にリールシート、東さんの自作フライラインや、葉キリ、矯め木などの工具も展示した。ロッドスタンドは私の自作品。たいした出来ではないが、ロッド展示に結構役立った。

丸竹倶楽部の面々
左よりらいじんさんの奥さん、今回の人気者黒ラブ犬のしじみちゃん(足だけ見えている)、東さん、藤井さん、小栗さん。らいじんさんが見えないけど釣りにでも行ったのかな?